イベント等での一発勝負の販売に限界を感じていませんか?
昨日はあるフリーランスの女性の方とお会いしていろいろご相談をお受けしました。
その女性は、マルシェ的なイベントに積極的に参加されて、その場で販売するような商売をされています。
SNSを駆使してイベントの告知や商品についての情報提供等もされていますし、簡単なwebサイトも運営されているそうですが、それほど収益が上がらないのでどうにかしたいとのご相談でした。
知っている人が見ると特定されてしまうので詳細はお話しできませんが、まぁ言えば主婦の方が副業的に商売をされているよくありがちなパターンだと思います。
なんとかの団体で認定〇〇みたいな事から始められている人も多いですよね。
お会いする前に事前にSNSやwebサイトを拝見していたのでほぼ問題点というか改善点が分かっていたのですが、現状をお聞きするとこんなお悩みがありました。
- イベントに出店しても、出店料以上の売上がなかなかあがらず徒労に終わる事が多い
- イベントの規模により来場者が左右されるので、売上予測が立ちにくい
- お客様とはその場限りなので、その場で売らないと次は無い
- 次回のイベントを告知しても来てくれる人は少ない
- 「どこで買えるんですか?」と聞かれても店舗もないので次回イベントを伝えるしかない
- 結局は、イベントに出店している人たちだけでお互い購入しあったりしている
と、だいたいこんなところでしょうか。
ネットショップなどを運営している人からすると信じられない事だと思うでしょうが、当たり前の事がなかなか整ってないんですよね。
誰もそんな事を教えてくれる人もいないので、ある意味しょうがない事かもしれません。
では、これらを解決する「売るための動線」について解説します。
店舗が無いならwebの動線を整えるべき
最近フリーランスの方からの相談をちょくちょくいただくのですが、動線を整えるだけで機会損失していた分は必ず売上げが出るようになる人は多いと思います。
機会損失とは「せっかく買おうと思ってたのに買うすべが無くて買えなかった人」の事ですね。
本来なら売り上げがあがる人を販売者側の不備で逃している、つまり販売機会を損失しているという考え方です。
例えば、イベント時にお客様がふらっとあなたのブースに立ち寄られたとします。
気に入ってその場で買ってくれる人もいますが、多くの人は買わずに立ち去られますよね。でも、立ち去られる人の中には「今は買わないけど興味はある」という人もいますよね。
そんな時そのお客様にどうアプローチしていますか?
あるいは、先ほどのお悩みの中にもありましたが、お客様側から「どこで買えるんですか?」と聞かれたら?
リピートしてもらえる商品を扱っていたら、購入された人にはリピートしてもらいたいですよね?
さて、あなたはどうしますか?
そう、ちゃんとした店舗を出すか、webサイトでストレスなく簡単に買えるしくみを作る事ですよね。
現実的には店舗を出すのは大変なので、webサイトがファーストチョイスだと思います。webサイトが整っていれば、イベントで購入されなかった人にはwebサイトが書かれたチラシでも渡しておけば何人かは買ってくれますし、購入された方には特にwebからリピートしてくれる期待が高まりますよね。
webサイトには、ちゃんと商品ごとにページを作ってカートシステムを組み込んで、簡単に購入できるしくみを作る事。
問合せフォームだけしかないサイトなんてわざわざ買わないですよ。ちょっとでも面倒くさいと他店に流れてしまうのが今のネット販売の世界です。
あと、無料ブログでは売らない事。素人丸出しで信用無いから格安じゃないと売れません。同じような商品やサービスを同業者は本気でお金をかけて事業としてやっているんですからね。適当にやってて売れるなんて甘いです(笑)
とは言っても、ちょっとワードプレスなんかを勉強して、レンタルのカートシステムを組み込むだけなので、やれない事はないと思います。もし、どうしても自分で出来なければ業者にお願いしてもいいわけですよね。
探せば20~30万円でちゃんとしたものを作ってくれる業者はいますし、そのお金を出し渋って何年機会損失をしていきますか? という話しですよね。
あとは、SNSでは売り込まずに興味を持たせる投稿を意識するとか、仮にイベントの告知をするならイベント単体だけじゃなく、次月のスケジュールをカレンダー的にまとめて見やすくするとか、そういったすべての動線をひとつの流れにしていく事が大事です。
昨日の相談者さんは、その人に合った形で細かいところまで体系立てて動線をこれから作って行きますので、おそらく短期間で数倍の売上にはなると思います。低単価商品をフロントにして、最終的には高額商品も作って行くのでwebサイトをきっかけに売上はもっと増える事でしょう。
みなさんも、どこかでスイッチを入れて、本気を出してみてはいかがでしょうか?
ずるずるやっててもしょうがないですよ(笑)